基礎セミナー、レベルアップセミナーとも中盤に差し掛かりつつあります。
まず基礎セミナー。
基礎と言っても、難しいと感じる方がいらっしゃるかもしれません。
臨床伝統医療研究会の考える基礎は、あくまでも治すための、治るための基礎。しっかり治せるようになるにはどうすればいいか、どのような技術を身につければいいか、そのようなことを念頭に全10回を組み立てています。
あるいは、あまりにも基礎過ぎて面白く無いと考えるかもしれません。でも、何年たっても、いえ、何十年たっても、基礎は大切です。何十年というベテランの人ほど、基礎を大切にします。長年しているけど、一向に治せないという人は基礎がしっかりしていません。淋の基礎セミナーは、そのような観点にあって、基礎の稽古を積み重ねることによって、しっかりとした臨床力を身につけるということを重視します。
レベルアップセミナー。
学校で習った内容とは違うと思われる方も多いでしょう。あくまでもレベルアップセミナーは、基礎を「基礎」に、いかに治すか、治るかを重視して構成しています。
特に今年は、あるひとつの症状に対する治療でも、全身の関連性がいかに大切かということを重点に進めています。ですから、学校で習ったような部分的な解剖学から一歩進め、全身のつながりがいかに症状の発生に結びつくのかということを強調しています。
講師・羽山弘一